開放f4.7のボケ具合
シュナイダー クセナー135mm f4.7
大判カメラ用レンズで135mmのレンズは35mm換算でだいたい40mm弱のやや広角レンズです。
ところがジナーSにZ9を装着した場合、センサーサイズがかなり小さいので画角は中望遠レンズ並みになります。
試しにZ6Ⅱに70-200mmを装着して同じ様な画角になる焦点距離を調べると100mm〜150mmくらいの画角に近いようです。
いちいち換算するのは面倒くさいので、「大判カメラ用レンズの135mmはZ9のセンサーで撮影する場合は135mm」と覚えておくことにします。
このクセナー135mm f4.7のレンズですが、開放で撮影するとどのくらいボケるのか見てみたくなりました。
フロントチルトアップで極端にボカしてみたり、フロントチルトダウンでピント面を寝かしてボカさない様にしてみたりして比べてみました。
ピントは顔に合わせています。
フロントチルトアップで極端にボカす手法は「逆アオリ」などと呼ばれて、ミニチュア風写真を撮りたい時に使う手法です。
袋蛇腹にすればもっとボカせそうでした。
でもこれ以上チルトアップすると画質がかなり悪くなることがわかりました。
ほどほどにしておかないとダメですね。
フロントチルトダウンではピント面が斜めに傾くので顔とつま先にはピントが合っているのに、何故か股間辺りがボケているという不思議な写真です。
f8くらいまで絞ることで股間辺りにも深度がきてパンフォーカスに近い写真になります。
このフロントチルトダウンでパンフォーカスを狙う場合は「シャインプルーフの原理」を使ってピント面を調節するのですがこれには慣れが必要です。
フロントでチルト→バックでピント合わせ→フロントでチルト→バックでピント合わせ→…。
これを何回か繰り返していくしかありません。
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