ジナーのアオリをZ9で使う
ジナーS
海外ではジナーノルマとかジナーノーマという風に呼ばれていますが日本ではスタンダードのSを付けてジナーSとして販売されたようです。
戦後間もない1948年に発表されていますので、70年以上前のカメラです。
ホワイトメタルの高級感がたまりません。
定期的に埃を取り除いたり、ドライスプレーで滑りを良くしたりしてあげれば永久に使えると思います。
1986年に小型軽量したジナーf1、f2が出てきます。
加工しやすく大量生産に向いている工業樹脂製品が主流になってきた時ですね。
子供の頃、僕はブリキのおもちゃで遊んでいましたが、お金持ちの子は超合金のおもちゃでした。
その当時の憧れもあってか、ジナーSは見ているだけで高揚感が湧いてきます。
大判カメラのアオリを勉強しようと思った時に、軽くて使いやすいと言われていたジナーf2を購入しました。
中古での購入ですので、スムーズに動かない部分があり、もう1台購入してパーツのいいとこ取りをして完璧な1台に仕上げました。
でも使っていると、よく使う所とあまり使わない所で消耗度に差が出るみたいで、スムーズさに欠けてしまいストレスが溜まります。
結局全部売ってジナーSに変えました。
外に持ち出す様なカメラではありませんので多少重くても大丈夫。
それよりもジナーfシリーズとは比べ物にならないほど精度が高い。
よく使う所がすり減ってガタつく感じも全くしません。
全ての動きが滑らかです。
この滑らかさのおかげで構図やピントの微調整がストレスなくできます。
アオリ操作をした後に0位置に戻す時も適度なクリック感があるので戻しやすいです。
70年前によくこんな機構を生み出したなと感心しますね。
当時の大和魂だけでは勝てませんよ。
その後日本は1眼レフカメラで世界を牛耳ることになるのですが、その最高峰(だと僕が思っている)Z9が登場します。
このジナーSとZ9を合体させているのですから世界最高の写真が撮れるはずなんですけど…。
そんな写真はまだ撮れません。
やっぱり機材じゃなくてカメラマンの腕が大事だということです。
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