暇過ぎて、今のうちに使っていないレンズを処分しようとオークション用に撮影を始めたのですが、何故か売りに出すのはズームレンズばかり。
単焦点レンズは出番が少なくてもなんとなく持っていたい。
イベントの撮影や動き回る子供やペットなどの撮影はズームレンズが便利で2本あれば仕事はこなせます。
料理や商品撮影や人物撮影の場合は単焦点レンズを4〜5本程度持っていって現場でどのレンズを付けるか判断します。
この仕事でのスタンスがレンズに愛着が湧くかどうかの違いのような気がします。
クライアントさんからの想定外の要望のために控えに回っていたレンズに突然出番が回ってくることがあります。
かなりの確率で代打ホームランを放ちます。
メリット
単焦点レンズのメリットは、「安い・軽い・明るい」と言われています。
小さい単焦点レンズが大きなズームレンズを画質で圧倒するのが気持ちいいです。
口径も小さくなるのでフィルターを使用するときも共用できて助かります。
最大のメリットは写真が上手くなるという点です。
カメラマンは撮影に入る前に構図を考え現場の距離感を考慮して最適な焦点距離を導き出さなければいけません。
ズームレンズの場合には距離の目測をミスってもズーミングで調節できてしまうので妥協してしまいがちです。
単焦点レンズの場合は三脚の高さを変えたり、位置をズラしたり、どうしてもダメな時は撮影場所を変えてみたりしないといけません。
なるべく面倒な作業は誰もしたくないので、焦点距離の感覚を体に染み込ませていくことになります。
この感覚を身につけておくとスナップ撮影でズームレンズを使ったとしてもとても撮影が楽にできます。
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