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ランタンソフトボックスの使い道。

商品撮影やポートレートでは、拡散を抑えたいことが多いので通常のソフトボックスにグリッドを付けます。
グリッドがあると照らしたい所だけに光を照らせるので扱いやすいです。

ランタン型のソフトボックスは光が広範囲に拡散されるので柔らかい影で撮影することができるのですが、照らしたくない所まで光が当たってしまいます。

使い道がないと思って購入していませんでした。

建築撮影でリビングを撮影する場合、リビングに差し込む自然光に悩まされることがよくあります。
窓の白飛びを抑えたり、インテリアのシャドー部分を明るくしたりという修正は、暗めに撮った画像と明るめに撮った画像をPhotoshopでブレンドすることで補正できます。

ただこの作業が結構面倒くさいんですよね。

黒潰れしている部分をスローシャッターで持ち上げたとしても色被りがキツくなってきて綺麗な色が出ません。

差し込む自然光の露出を抑えつつ、インテリアの黒潰れを回避する。

こうなるとストロボを使うしかありません。

そこで、クリップストロボを天井に向けてバウンスさせたり、Godox AD300Proを手で持って任意の場所にバウンスさせたりしてみるのですが、元々あるはずのない所から光が飛ばされるので影の出方が不自然になります。

壁や天井が白ければバウンスできますが、木目調だったりするとバウンスはできません。

いろいろな場所からストロボを焚いて何枚か撮り、それをPhotoshopでレイヤーマスクを作りながらブレンドしていくこともできるのですが、この作業には時間がかかります。

そこで、影の出方が大人しく、インテリアの黒潰れ部分をほんのり照らせる可能性があるランタン型のソフトボックスを購入してみました。

ランタン型であれば壁や天井が白くなくても使えそうです。

ランタンソフトボックスの使用感

3枚目の画像はランタンソフトボックスを手に持ってカメラの上から部屋の正面に直当てしています。

直当てでも壁や天井にも光が当たって乱反射しますので影が目立たなくなります。

リビングの撮影で部屋の中にインテリアが置いてある場合はインテリア自体の色もはっきりと出せるのでランタンソフトボックスの直当てが良さそうですね。

窓の白飛びを抑えて景色を入れたい時は、シャッタースピードを早めて屋外の露出に合わせつつ、屋内はランタンソフトボックスで直当てをする。

HDR画像に近いものが撮影できそうです。

 

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