BLOG

岐阜のカメラマンのクイックリリースプレート問題

動画撮影を快適にする方法。

動画の撮影は、三脚にジンバルやスライダーを乗せることがあります。

ジンバルは通常手持ちですが、雲台のフルード機構を利用することで手持ちよりも滑らかな映像が撮れます。

映画やコマーシャルの撮影でよく使われるジブショットのような感じです。

 

動画にはフィックスというカメラを固定する撮り方もあります。

画面が動かないので、見ている人を画面の中だけに集中させることができます。

あまり長時間フィックスが続くとやや退屈になってきます。

 

ジンバルやスライダーの映像は、ダイナミックな表現や緊張感の演出などに使えます。

 

撮影現場でこのような幾つかの機材にカメラを乗せ替えながら撮影しなければならないのでかなり大変です。

 

そこで役に立つのがクイックリリースプレートです。

本当は1つのメーカーのもので統一するのが良いとは思うのですが、耐荷重の制限があったり、縦位置には対応できなかったり、プレート自体が重たくて使いにくかったりといろいろ一長一短があります。

そこで3種類のクイックリリースプレートを組み合わせながら、適材適所で使い分けることにしました。

先ずマンフロットの「move クイックリリースシステム」は結構大きいので雲台の交換用にしました。

静止画のブツ撮りにはギア雲台が使いやすいのですが、マンフロットの「XPROギア3WAY雲台」は耐荷重が4kgしかないので動画には使えません。

動画の時はレオフォトの「LH-47PR パノラマ雲台セット」。耐荷重は20kg。

このマンフロットのクイックリリースシステムは大きいので脱着が一番スムーズで気に入っています。

ジンバルもスライダーも快適に。

マンフロット「MVH502AH」(耐荷重10kg)は可変油圧方式でスムーズな動きができてめちゃめちゃ売れたビデオ雲台じゃないでしょうか。

ただ通常の使い方だとなぜかチルトロックが右手側、パンロックが奥側に付いているため非常に使いにくいです。

そのため雲台を180度回転させてチルトロックを左側、パンロックを手前にくるようにしています。

パン棒の取り付け位置が奥の方に行ってしまいますが、いい感じに短くなるので圧倒的にこの方が使いやすくなりました。

 

この雲台にUlanzi「FALCAM F38」(耐荷重20kg)のベースプレートをガッチリと固定させておきます。

ジンバルをここに乗せればジブショットの様な映像が撮れます。

スライダーの底部にはUlanzi「FALCAM F38」のクイックリリースプレートを付けて脱着できる様にしました。

スライダーの雲台にはマンフロットのmove クイックリリースキャッチャーを付けておきます。

Ulanzi「FALCAM F38」はかなり小さいのですが耐荷重は20kgあります。

Z9に24-120mmF4のレンズ、外部モニターまで付けてもスライダーはスムーズに動きます。

スライダーを斜めにする場合はマンフロット「MVH502AH」のチルトロックをややキツめに締め込めば問題なく使えます。

 

Lブラケットを装着して縦動画撮影の場合。

カメラにLブラケットを装着して縦動画を撮影するときは、Ulanzi「FALCAM F38」ベースプレートでは装着できません。

Ulanzi「FALCAM F38」ベースプレートにSmallRigの「Ronin S用 アルカスイス互換ベースプレート-DBC2506B」を装着。

これで縦動画にも対応することができます。

クイックリリースプレート沼から抜け出せる。

ここ数ヶ月の間、このクイックリリースプレート問題解決のために試行錯誤を繰り返してきましたが、ようやく結論に辿り着きました。

無駄な出費もありました。

面倒臭いという理由で現場で妥協するのは良くないことです。

ガジェットいじりは楽しいですね。

 

岐阜で撮影の依頼をお考えの方は、ぜひCAMERACLUBへお任せください。CAMERACLUBでは、様々な写真撮影を行っております。岐阜県羽島市から全国へ出張撮影に伺います。ご意見・ご感想などありましたらお気軽にお伝えください。

岐阜で撮影の依頼ならCAMERACLUB

名称 CAMERACLUB
住所 岐阜県羽島市足近町市場34番地
TEL 090-1414-9733
E-mail iwata@cameraclub2018.com
  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事一覧