岐阜のフリーランスカメラマンは辛いですね。

この条件では無理ですね。

ここのところ仕事が少なくて暇な日が続いています。

僕は幾つかのマッチングサイトに登録していますので毎日のようにオファーのメールが届きます。

忙しい時は仕事の中身も見ずに削除してしまうのですが、あまりにも暇でしたので久しぶりにどんな仕事のオファーがきているのか覗いてみました。

ラーメン店のメニュー撮影

お店のメニュー表、SNS、ホームページに使用するメニューの撮影を15品前後と外観。

制限時間１時間。延長は無し。ギャラ１万円。

この条件で対応できるカメラマンっているのでしょうか？

ギャラの問題だけではありません。

100万円のギャラだったとしてもこの撮影を１時間で終わらせることは難しいのではないでしょうか。

作り置きのできる料理であれば撮影のセッティング中に隣のテーブルに用意しておいていただくこともできるかもしれませんが、ラーメンではそうはいきません。

時間が経ったラーメンを美味しそうに撮るのは無理ですね。

ラーメンのライティングが難しい。

前に名古屋のラーメン屋さんのメニューの撮影をしていたことがありました。

俯瞰で撮るのか斜め目線で撮るのか、ボカすのか絞るのか、切り抜きか角版かを事前に相談して決めないといけません。

その後ライティングを決めるのですが、発光面がスープに写り込むことは想定できるのでどの様な発光面にするかが悩みどころ。

斜め目線でちょうどいい写り込みを作っても、突然「俯瞰も撮っておいてください」と言われることもよくあります。

撮影が始まると、海苔が付くだの付かないだの、チャーシューは何枚だ、メンマが隠れてしまっている、味玉の半熟具合が悪いなどトラブルだらけです。

とにかくラーメンの撮影は、臨機応変に対応できる技術と機材と時間が必要だということです。

自分が作っているラーメンにもっと誇りを持つべき。

「時給１万円ならいい仕事でしょ」っていう感覚が残念ですね。

駆け出しのカメラマンが喜んで引き受けてくれるでしょうけど。

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