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大判カメラで35mm換算90mmの画角を達成!

大判カメラにマウントアダプターを介してデジタルカメラを装着するとセンサーサイズの違いのために撮影できる画角がかなり狭められてしまいます。

大判カメラで標準レンズは150mm〜180mmですが、フルサイズセンサーで撮影すると200mm以上の望遠レンズになってしまいます。

望遠やマクロで使う分には問題ないのですが、商品撮影や料理撮影の場合は中望遠が最適です。

さらにティルトやスイングなどのアオリを使うためにはセンサーからレンズまでの距離も確保しなければいけません。

これまで「シュナイダー・クロイツナッハ クセナー135mmf4.7」がなんとか使えていました。

35mm換算で150mmくらいの画角です。

ジナーSの構造上このレンズが限界でした。

150mmの画角は歪みもなく高画質な写真が撮れるのですが、圧縮率が高すぎて望遠で誇張された感じになってしまいます。

野球中継でピッチャーとキャッチャーの距離が異様に近く感じて見えるというあの圧縮効果ですね。

アオリ操作ができてもう少し中望遠寄りの画角が必要でした。

CAMBOなら90mmが使えそう。

CAMBOのフロントスタンダードとリアスタンダードはセンターティルトを可能にするために、後ろ(カメラ側)に出っ張っています。

通常は「後ろ/後ろ」で使うのですが、リアスタンダードだけを180度回転させると「後ろ/前」という構造に変えることができます。

「後ろ/前」にするとレンズとカメラをグッと近づけることができます。

この状態にして、広角用の凹みボードに「TOPCON HORSEMAN SUPER ER 90mmf5.6」を付けてみたところバッチリ使えました。

35mm換算で90mmに近い画角です。

ティルトやスイング、ライズやホール、シフトもそこそこできます。

90mmレンズが使えるようになれば現場での投入も現実的になってきます。

長い道のりでしたがようやくここまで来ました。

もう1本「TOPCON 105mmf3.5」もありますのでこちらも使えるように凹みボードがもう1つ欲しいところ。

マニアックな試行錯誤ですが、時代の流れに抗っている感じがたまりません。

 

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