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PC Micro-Nikkor 85mm f/2.8Dを平行式に改造

ニコンではもう改造してくれないんですね。

発売当初からお世話になっている「PC Micro-Nikkor 85mm f/2.8D」。

ニコンFマウントのティルト&シフトレンズです。

このレンズは出荷状態では直交式になっているのでそのままでは使いにくいです。

例えば、テーブルに何種類もの料理を並べて撮影する時ですね。

1.手前の料理から奥の料理までピントを合わせなければいけないのでティルトを使いたい。

2.奥の方の料理が小さくなってしまうのをシフトで補正したい。

この2つを同時に補正するためには平行式じゃないとだめです。

大判カメラなら当たり前にできるこのアオリを35mmフォーマット用のレンズでどこまで効果を期待できるのかは少し疑問です。

あまりアオリを効かせても画質がかなり悪くなりますのでほどほどにしないといけません。

とりあえず自分で改造してみる。

最初に購入したこのレンズはニコンに送って平行式に改造してもらいました。

8000円くらいだったと思います。

その後、出番が無くなったので手放してしまいました。

すぐにこのレンズが必要になってしまい中古でまた購入したのですが、直交式のままでした。

最近また出番が増えてきたのでニコンに送って平行式にしてもらおうと思ったらもう受け付けてくれないみたいですね。

どういう事情なのかわかりませんが、自分でやるしかないと一念発起。

レンズの中ってこんな感じ。

実はこのレンズは以前から電機接点が故障していてレンズ情報がカメラに伝わらなくなっていました。

平行式に改造する時にこの配線が邪魔でかなり苦労すると聞いていましたので、素手で配線をブチ抜いておきました。

そうするとスムーズに90度回転で取り付けできました。

簡単簡単。

必要なのは小さめのドライバーと老眼鏡だけです。

無事に作業完了。

早速明日の料理撮影で使ってみます。

うまくいかなければ105mmマクロでf22まで絞ればなんとかなるでしょう。

本当はジナーSにZ9を付けてアオリ撮影をしたいのですが、こちらはまだフランジバック問題が解決できていません。

原理としてはワーキングディスタンス(カメラのレンズの先端から被写体までの距離)が稼げれば撮影はできるのですが、料理の集合写真を撮る現場はそんなに天井が高くないし、仮に天井が高いところであってもあれだけ重たい機材を高いところで固定して脚立を上り下りしながらの撮影はとても現実的ではありません。

気休め程度かもしれませんがこの改造レンズにはまだまだ出番がありそうです。

 

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