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テレコンかクロップか。

CANON TS-E17mm F4L

建築写真を極めるためにニコンZ9にキャノンのレンズ「TS-E17mm F4L」を装着してあれこれ撮影しています。

シフトの操作にも慣れてきたのですが、パーフェクトなレンズはやっぱりありません。

このレンズは±最大12mmまでシフトできます。

しかし、12mmもシフトするとピントは甘くなりますし、周辺の画像の流れが激しくなりとても使い物にはなりません。

ではどのくらいのシフト量が使える範囲なのか?

通常の撮影では6mmくらいのシフトで限界だと感じました。

たった6mmくらいのシフトのために25万円を出すのはキツイですね。

ただ6mmくらいのシフトでも意外と効果がはっきり出てきます。

天井と床の比率を自在に操ることはできます。

左右のシフトで構図の調節もできます。

テレコンかクロップか?

17mmは超広角レンズに分類されますので、建築写真には出番も多いと思います。

いろいろ撮影してみて17mmはちょっと広すぎるかなって思うこともあります。

そうなると次は「TS-E24mm F3.5L II」が欲しくなります。

さすがに20万円超えのレンズを続けて購入することはできません。

そんな時にYoutubeで見つけました。

「TS-E17mm F4L」に「エクステンダー EF1.4X III」を装着して24mmレンズとして使用している方が結構いるみたいです。

テレコンなら新品でも5万円、中古なら2〜3万円で入手できそうです。

もう1つの方法としては、ボディの設定をFXフォーマットからDXフォーマットに切り替えて24mm相当にクロップして撮影するという方法があります。

画素数はかなり減ってしまいますが、画質は変わりませんし、テレコンのように1段暗くなることもありません。

Z9のような高画素機であればクロップして使うのも問題無いのではないかと思います。

試しに部屋を撮影してみました。

確かに24mm画角の撮影はできるのですが、パースのつき方は17mmレンズのままですので気持ち良くはないですね。

テレコンを付けて24mmにする場合は物理的にレンズを長くして24mm画角にしていますのでパースのつき方がもう少し大人しくなってくれるはずです。

さらに撮影したデータを調べてみるとクロップしたデータの容量は半分以下にまで少なくなっています。

2000万画素にも届いていません。

こんなに削られてしまうんですね。

テレコンは装着するのにも手間がかかりますし、重量も増します。

せっかく高画素機で撮影するのならば24mm画角でもそのまま高画素で残したい。

「TS-E24mm F3.5L II」が購入できるようになるまではテレコンでしのぐのもありかもしれません。

 

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