プロカメラマンに個性は要らない
簡単な撮影の依頼がきました。
内容は公表できませんが、工業製品のパンフレットに使う写真撮影の依頼です。
依頼内容をお聞きしたところ特に難しい点が見当たらなかったため
思わず「どうして自社で撮影しないのですか?」と聞いてしまいました。
というのもしっかり事前に内容を確認しておかないと危険ですからね。
現場が暗いとか、写り込みが避けられない製品だとか、合成が必要だったりとか…
後で発覚する方が厄介ですから。
今回は「細かな部分をアップで使いたいけど手持ちのレンズでは上手く撮れない」
という理由でプロカメラマンに依頼することになったようです。
マクロレンズで解決できそうな案件ですね。
このようにプロカメラマンの仕事というのは、そのカメラマンならではの個性を出すことよりも
依頼内容に対して忠実に再現できるかどうかが問われることの方が多いです。
勿論「提案して欲しい」という要望があればより良い提案ができる方が望ましいのですが。
広角レンズや望遠レンズはもはや誰でも手にできる定番レンズになってしまいましたが、マクロレンズはまだ特殊なレンズの部類なのかもしれません。
プロカメラマンと称していても持っていない人もいますからね。
マクロレンズはほとんどが単焦点レンズですので、仕事で受ける場合はどうしても1本だけでは心許ない。
僕の場合は85mm、105mmの2本を適材適所で使い分けています。
カールツァイスのマクロプラナー50mmは先日手放しました。
良いレンズでしたが、このレンズはハーフマクロで0.24mまでしか寄れません。
Z 24-120mm f/4 Sがズーム全域で0.35mまで寄れてしまいますのでマクロプラナーの出番は無くなりました。
Z 24-120mm f/4 S
Z 24-120mm f/4 Sは高倍率ズームレンズでそれ程高価なレンズではありません。
12万円程だったと思います。
ナノクリスタルコートとアルネオコートが施されたS-Lineのレンズです。
安価なレンズに見られるレモンボケ
人物撮影が専門の方はよくレンズ開放を使うと思います。
開放で撮影すると背景が気持ちよくボケるわけですが、あまり安いレンズだとレンズが小さいため口径食が気になってきます。
ボケがレモン型になるとどうしてもカッコ悪いですね。
しかしこのニコンの「Z 24-120mm f/4 S」。
開放はf4ですが、玉ボケも綺麗なんです。
僕は開放で撮影することは少ないのですが、12万円のレンズでも手を抜かず良いレンズを作ってくれるニコンっていいですね。
仕事の7割〜8割はこのレンズでこなしています。
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