フリーランスのカメラマンが仕事を取るための方法

フリーランスのカメラマンが仕事を取るための方法がスレッズで紹介されていました。

やりたいジャンルで活躍しているカメラマンさんの写真をパクってあたかも自分のオリジナルであるかのようなコメントを添えてSNSに投稿する。
するとその人のオリジナルであると勘違いした人から撮影依頼がくる。
という流れだそうです。

SNSをうまく活用した集客方法ですね。

カメラマンは誰でも最初は素人です。
上手な人の撮り方を真似したり、気に入った写真を自分なりにアレンジしてみたりしながら引き出しを増やしていきます。

婚礼やスクールフォトなどのスナップ撮影というジャンルであればそういう引き出しが重要なのかもしれませんね。

ありがたいことに僕はコマーシャルの分野ですので、そのような無駄な引き出しは必要ありません。

クライアントやディレクターやデザイナーや営業担当者などそれぞれの意見を聞きながら現場のみんなが納得できる写真を提供するのが仕事です。

料理を美味しく見せるには、女性を若く見せるには、商品をより魅力的に見せるには…。
何を撮るにしても普遍的なセオリーが存在していて、ライティングはどうするのか？レンズは？絞りは？全て最適なものが最初から決まっています。
オリジナリティを求められることはほぼありません。

もしも、自分の所有機材では撮れないものを要求されたら正直に「撮れません」と言えばいい。
でもなるべく仕事を請け負いたいのでその仕事を取るために足りない機材を購入することもあります。

このようにして機材が増えていけば請け負える仕事もどんどん増えていきますので、先ずは機材へ投資しないといけません。

カメラ系Youtuberという恥ずかしい職業

カメラ系Youtuberさんはソニー、キャノン、ニコンなどのカメラメーカーについてくだらないことをだらだらとしゃべっていますが、ボディなんか何でもいいでしょうに。

自分が好きなデザインで選んでもいいし、憧れのカメラマンと同じものを選んでもいいし。

そろそろ「カメラ系Youtuber」というジャンルに限界がきていることに気づいてもいい頃では。

失敗しないための機材選び？
写真が上手くなるための考え方？
写真が下手な人の特徴？

なにそれ。

「成功＝幸福」だと勘違いしているおめでたい人たちなんでしょうね。

葛飾北斎は60代までの作品は全部ゴミ、70代でようやくそれなりの作品に、80代で人に見せられる作品に、90代で傑作が生み出せると言って89歳で死んでしまいました。

自分の作品に満足することはなかったってことです。

カメラ系Youtuberの中途半端な助言を信じて薄っぺらいカメラマンが増殖している現状をどう見ているのでしょうか。

技術は失敗を繰り返すことで身についていくものですし、その中で自分なりの引き出しも増えていくものです。

自分より上手な写真を見たらパクることばかり考えずに、先ずは謙虚に自分に足りないモノを見つけないといけません。

絶対に死なないスーパーマリオブラザーズが発売されても誰も買いませんよね。
死んで生き返ってを繰り返して苦労の連続だから、ゴールしたときに幸福感が得られるというものです。

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